今回も長編です。
先日の記事に書きましたように、末っ子長男くん御年3歳がトイレに行くようになりました。
母としては生後間もなくからおむつなし育児をしたりして
1~2歳にはトイレに行くことを想定しての育児だったので
とてもとても長い道のりでした。
職業柄、トイレトレーニングの相談を受けることもしばしば。
そんな私に長男が試練を与えてくれているのか、と思うほど、あの手この手トライしました。
家族みんなでトイレを楽しく盛り上げる
保育園での集団効果を狙ってみる
子どもに好きなパンツを選ばせてみる
トイレに行けたら一緒に喜んだり、楽しいことをしてみる
定期的に誘ってみる・・・
各月齢で成長具合やおしっこの間隔などを見ながら
それなりに工夫してみたけれど
長男は頑なに
「僕のパンツは紙おむつ。紙おむつがいい。おむつの方がかっこいい」
でした。
もうしばらく放置しようか、とさじを投げようと思っては
いや、そんなんではいけない。
何か解決策はあるはず・・・
そう悩む毎日。
でも、おむつ在庫なし作戦に出てみたのは、
「選択肢があるから良い方を選ぶ」のは当たり前と思ったから。
大人だって理由は色々あるにせよ、自分の好みの物と好みの物でない物とあったら好みの方を選ぶのは当たり前。
子どもならなおさら(*´∀`*)
選択肢をなくしてみたら、
彼なりに色々試行錯誤した結果
しぶしぶその道(お兄さんパンツの道)を選びました。
「紙おむつ」と言う選択肢をなくした後の長男を見ていて分かったこと。
彼の頭の中では
「トイレに行ってしないから、おしっこが漏れて濡れてしまう」
のではなく
「お兄さんパンツを履くから、おしっこが漏れて濡れてしまう」
だったのです。
彼は濡れた手で触ってしまった濡れた浴室のドアノブを自ら拭くような、若干細かいというか、きれい好きなところがあります。
きっと彼とって、おしっこが出て、自分がびしょびしょになってしまう、という体験が非常に嫌だったのだと思います。
「お兄さんパンツを履いたから濡れるんだ」
という強烈なインパクトが彼の中にあって
お友達と違かろうが
お兄さんパンツの方がかっこいいと言われようが
おむつは恥ずかしいと言われようが
仮面ライダーパンツ似合うと言われようが
とにかく濡れることが嫌だったのです。
在庫切れ後24時間で
濡れる原因が『お兄さんパンツ』でなく、『トイレに行かないこと』
だと気づいた途端
体や認識の準備はできていて、意識が変わったから
別人のようにトイレに行くようになったのだ、と母は思いました。
何でも個性がある。
子どもなりの理由がある。
常日頃肝に銘じて子育てをしているつもりですが、
どうして?と考えすぎたり
普通は・・・とか考え出すと見えなくなる部分がありますね。
長いトイレトレーニングの道の中で
いつの間にか私自身が
もう3歳になるのに
3時間空く時も出てきたのに
と思ってしまって、焦り始めていました。
コロナ禍の中、2ヵ月の休園で家でずっと過ごした長男と
断乳の時と同じように、親の方も決心固めて向き合って
見えてきたこと、できたことでした。
今回も子どもに色々と教えていただきました。
ありがとうm(_ _)m
改めて、自立の一歩おめでとう!!